ゆったりとチラシの裏を溜めておく場所
物語を書いてみた。
まぁ、理由は様々だけど一番強いのは「暇だったから」です。
文字っていうのは使ってないと、上達しない。
著者になろうという希望はないのだけど、文字はどうせなので美しく使いたい!
ということで、書いてみた。
いろいろ拙いものなので、勇気あのある人だけ見ていってください。
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まぁ、理由は様々だけど一番強いのは「暇だったから」です。
文字っていうのは使ってないと、上達しない。
著者になろうという希望はないのだけど、文字はどうせなので美しく使いたい!
ということで、書いてみた。
いろいろ拙いものなので、勇気あのある人だけ見ていってください。
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広い教室は静寂を守っていた。
まだ次の授業には早く、この部屋を使うものはいない。
綺麗な机に黒板…それらを独り占めにすることができる。
閉じられていたカーテンを開け、光を入れ込むと、そこは忽ち生き生きと活動をはじめた気がした。
僕は"何か"に縛られている。
だれしもがそうであるように、複雑に。そして深く。
だからこそ、毎日の"当たり前"を守っていかなければ、不安定な精神はグラつき、そして倒れる。
まぁ、格好よくいう必要もない。
僕自身は不安定な存在で…もし神がいるのならば、ちょっと息を吹き掛けるだけで吹き飛ぶ、そんな存在。
「なんだ、もういたのか?」
ドアの開く音とともに、男が現われる。
長身で顔が良く、勉強や運動もできるハイスペックな人間(やつ)。
「あぁ。」
「昨日は一時間遅刻してたしな。お詫びか何かか?」
「そういうわけじゃないよ。」
男はふーん、と納得していない顔で相槌を打った。
しかし、それ以上何かを聞くわけでもなく、トコトコと座席につき、携帯を取り出した。
僕もいい加減に座ろうと、手短に座った。
お気に入りである前から4列目の中央右端の座席に。
後ろで男は、またその席か?とクスクス笑った。
「いいだろ、別に」
「あぁ、問題はない。だけどな」
「何?」
「前列の7列目までは誰も座らないからな。目立つというか変な面白みがあるんだよ。案外、真面目に授業聞いているみたいだし。俺らなんて遊び放題やってるからさ。なんというのかな。畏敬の念で近くに座れないみたいなんだよ。」
別に真面目に聞いているつもりもない。
ただ、心地がよい場所がここだった、それだけ。
他の人はそう思わなかった、それだけ。
それ以上でも以下でもない。…はずだ。
「物事をよく見ていないだけだよ。後ろに下がれば下がるほどマークがきつくなるし。何より、楽しいことや面白いことすらも聞き漏らしてしまう。聞きもしないで物事を評価するのは不可能だろう?」
「本当、変わってるよ。お前。」
「悪すらも多人数が勝ってしまう。それだけさ。」
男は口をつぐんだ。
そして、手に持った携帯へ再び目を向けた。
僕も口をつぐんだ。
そして携帯を取り出し、今日一日のスケジュールを再確認する。
同時に、僕は理解を得た気がした。
何に縛られているのかを。
人が何に縛られているのかを。
ドアが開く音。
ドアが閉まる音。
時間とともに教室は、騒がしさを増し、大衆で充たされた。
いつもと変わらない。
時計を見ると、授業開始ジャストであり、1分もせず、教授が教室へ入ってきた。
「よし、始めよう」
授業が始まった。
生徒評価最高値の授業が。
騒がしい教室。
居眠り生徒の大群。
評価の基準は、どこだったのだろう?
(1088文字)
--追記---------
なんとなく書いてみたっていうやつです。
別段、小説家を目指していたりするわけでもないのですが、
暇だとこういう物語を作っちゃうんですよねー。
捨てるのもあれなので、置いておこう!それだけ。
いつか役に立つかもですしね。
.
広い教室は静寂を守っていた。
まだ次の授業には早く、この部屋を使うものはいない。
綺麗な机に黒板…それらを独り占めにすることができる。
閉じられていたカーテンを開け、光を入れ込むと、そこは忽ち生き生きと活動をはじめた気がした。
僕は"何か"に縛られている。
だれしもがそうであるように、複雑に。そして深く。
だからこそ、毎日の"当たり前"を守っていかなければ、不安定な精神はグラつき、そして倒れる。
まぁ、格好よくいう必要もない。
僕自身は不安定な存在で…もし神がいるのならば、ちょっと息を吹き掛けるだけで吹き飛ぶ、そんな存在。
「なんだ、もういたのか?」
ドアの開く音とともに、男が現われる。
長身で顔が良く、勉強や運動もできるハイスペックな人間(やつ)。
「あぁ。」
「昨日は一時間遅刻してたしな。お詫びか何かか?」
「そういうわけじゃないよ。」
男はふーん、と納得していない顔で相槌を打った。
しかし、それ以上何かを聞くわけでもなく、トコトコと座席につき、携帯を取り出した。
僕もいい加減に座ろうと、手短に座った。
お気に入りである前から4列目の中央右端の座席に。
後ろで男は、またその席か?とクスクス笑った。
「いいだろ、別に」
「あぁ、問題はない。だけどな」
「何?」
「前列の7列目までは誰も座らないからな。目立つというか変な面白みがあるんだよ。案外、真面目に授業聞いているみたいだし。俺らなんて遊び放題やってるからさ。なんというのかな。畏敬の念で近くに座れないみたいなんだよ。」
別に真面目に聞いているつもりもない。
ただ、心地がよい場所がここだった、それだけ。
他の人はそう思わなかった、それだけ。
それ以上でも以下でもない。…はずだ。
「物事をよく見ていないだけだよ。後ろに下がれば下がるほどマークがきつくなるし。何より、楽しいことや面白いことすらも聞き漏らしてしまう。聞きもしないで物事を評価するのは不可能だろう?」
「本当、変わってるよ。お前。」
「悪すらも多人数が勝ってしまう。それだけさ。」
男は口をつぐんだ。
そして、手に持った携帯へ再び目を向けた。
僕も口をつぐんだ。
そして携帯を取り出し、今日一日のスケジュールを再確認する。
同時に、僕は理解を得た気がした。
何に縛られているのかを。
人が何に縛られているのかを。
ドアが開く音。
ドアが閉まる音。
時間とともに教室は、騒がしさを増し、大衆で充たされた。
いつもと変わらない。
時計を見ると、授業開始ジャストであり、1分もせず、教授が教室へ入ってきた。
「よし、始めよう」
授業が始まった。
生徒評価最高値の授業が。
騒がしい教室。
居眠り生徒の大群。
評価の基準は、どこだったのだろう?
(1088文字)
--追記---------
なんとなく書いてみたっていうやつです。
別段、小説家を目指していたりするわけでもないのですが、
暇だとこういう物語を作っちゃうんですよねー。
捨てるのもあれなので、置いておこう!それだけ。
いつか役に立つかもですしね。
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